精算を済ませて悟が戻ると、藍はまだ陳列されたアクセサリーを楽しそうに物色していた。 (あはは、女子はこういうの無条件で好きやもんな) 「藍は?」 横に行き、声を掛ける。 「え?」 「いつも世話になってるから何か買うたるわ。どれがいい?」 藍が驚いたようにポカンと見上げる。 「あ、高いのは無理やで」 急いでそう付け加えた悟に藍が笑った。 「あはは、いらんよ、そんなん」 「お年玉で喜んでるガキが何抜かす、とか思った?」