女の子向けのファッションビルの一角にあるアクセサリーショップに連れて来られ、悟は所在なげにぐるりを見まわした。 小さな店内には所狭しとネックレスやピアス、指輪などが煌びやかに陳列されており、彼はその一つに手を伸ばして、裏返っている小さな値札をそっとめくってみる。 (高っ…) そんな彼に藍が明るく訊いた。 「悟はどういうのがええの?」 「え、俺こういうの全然わからん」