「あはは、ナイナイ。マリアまじで悟のことが好きになったって言うてたよ」
「俺…そのサッカー部のエースって奴にまだ会ってないけど、相当カッコイイ人やって皆言うてた。全校的なアイドルやとか」
「うん、一番人気やろな」
悟がちょっと絶句する。
「けど城島やったら悟の方が全然ええで」
「うん、城島なんか悟の足元にも及ばんわ」
ユキと藍が口を揃える。
「もうええわ。三人でおちょくってんねやろ」
シラッとした顔になり悟が横を向いた。
「もおっ、何拗ねてんのよ!」
バシッと藍が彼の背中を叩く。
「イッテ、何すんねん…」
そこでユキがグイッと悟の肩に腕を回して囁いた。
「悟、お近づきの印や。そこの自販機でジュース買うて」
「えー、こんなんもうカツアゲやん」
悟が情けない声を出したので、三人はまた爆笑する。



