この涙が落ちるとき






渉は、見た瞬間うけた。


「ちょ、こいつ…!字まで語尾のばすとか!」


「ありえねぇよな!」


なんか、馬鹿みたいに笑った。


なんでこんなにウケたんだろな。


「で、緑はなんて書くんだ?」


「…決まってない。考えるといっぱい出てきちゃってさ…。30字以内じゃ書けねぇよ」


「いや、え、なんで30字以内?」


「なんでって…。よく言うだろ?30字以内に述べよ、って」


「言うよ。まぁ言うけども!別に感謝の言葉なんだから30字以内じゃなくてもいいだろ」


「ほんとか?じゃあ、200字ぐらいでもいいのか?」


「原稿用紙買ってきなさい」


結局、書くことが決まらないうちにお別れ会の日が来てしまった。