この涙が落ちるとき






話ながら歩いていると、学校が見えてきた。


「佐藤とか、緑のこと好きそうだよな。いや、あれは絶対好きだろ」


短時間の間に、俺は谷島から渉に、渉は安土から緑と呼ぶようになった。


「誰だよ佐藤って」


「んなっ。覚えてねぇのかよ」


「うん。全く」


「佐藤ってのは、」


あ、なんか分かったかもしれない。


「「語尾のばし女」」


見事ハモった。