この涙が落ちるとき






-9日目-


「はよ…」


「あ、緑くんおはよう。どう、調子は?」


朝、リビングにはエプロン姿で料理を作ってる恵美がいた。


「うん。だいぶ楽」


「そっか、それは良かった。はい、コーヒー」


「どうも。なぁ恵美」


「ん?なに?」


恵美は、目を合わせようとしない。


昨日のこと、まだ、ひきずってんのかな。


「恵美、いつ帰るの?」


「土曜日には帰るつもりだけど」


「そっか」


土曜日…あと4日。


あと4日で、終わる。


恵美とも、赤の他人になってしまうのだろうか。