この涙が落ちるとき






4日目と5日目は、俺が熱出したからよく分からない。


なぜか知らないけど、クラスの女の子たちが家に来た。


見舞いだそうだが…なぜ家を知ってたんだろう。


そして6日目。


「おーい、緑くーん。熱下がった?」


「中野恵美…勝手に部屋入ってくんなよ」


「じゃあフルネームで呼ぶのもやめてよ」


「なんて呼ぶんだよ」


「中野先生!」


「絶対やだ」


「恵美たん」


「キモい」


「中野さん」


「今さら?」


「じゃあ何があんのよ!中野恵美以外で」


「恵美」


「……へ?」


「恵美でいいじゃん」


俺がそう言うと、恵美は顔を赤くした。


そんな恵美の姿を見て、俺は笑った。