…嫌な子だな、私。本当に、最悪だ。圭の言葉の裏を見てしまう。勝手に考えてしまう。圭はそんなこと一言も口にしていないのに。 圭が絡むと、どうしてこんなに嫌な子になってしまうのだろう。 考え出したら止まらない。どんどん、どんどん、悪い方向に考えていってしまう。 「…奈都?」 圭の声で、はっと我に返った。 何、考えてるんだろう。圭が私の作ったオムライスを美味しいと言ってくれた。それで充分なはずなのに。