次の日、お姉ちゃんは渡辺さんをフったそうだ。 渡辺さんは、私の部屋に入ってきた。 「……渡辺さん。どうしたの?」 「……俺、桃にフられたよ」 「……私のせい?」 「あぁ。菜花ちゃんのせい」 そう言って、キスをしてきた。 何度も何度も。 そして、押し倒された。 「……抵抗しないの?」 「いいよ。だって私、渡辺さん好きだもん」 そして私たちは、一つになった。