切ない純愛崩れ


けれど仮にも十七歳、プライドはあるし物事を客観視するスキルはある為、

嫉妬で我を見失い友人を恨む程、私は嫌な女ではないし病んではいない。

大丈夫、ちゃんと仲良し。


皆が黒板の方を向いているのに、一人左に注目している奴が居た。

一番前の席のあの子を見つめる彼が大切にしているのだから、私だってちゃんと仲良くする。


田上結衣の親友は小崎里緒菜。
好きな子の親友というポジションが、唯一大塚へのセールスポイントだからオトモダチをしなければならない。

泣かない。絶対に泣かないと決めている。泣いたら負け。

田上結衣という接点があるだけマシじゃないか。
切なくなったらおしまいだ。