なぜ知り合って一年程度で安易に親友など大層なことを断言するのかというと、
単純に彼女くらい笑いのツボが合う人にはなかなか出会えないからだ。
結衣は好きだ。
マドカ高校を選んで良かったと実感させる程、私生活を盛り上げてくれる存在であり、
小中高通して三本の指に入る価値のある人。
高校生の三大要素と言えば、勉強と友情、恋愛が必須。
一番目と二番目は充実しているけれど、三番目の恋愛は大塚が振り向いてくれないからイマイチ。
時々、流れ星に祈りたくなる。
早く結衣を諦めてくれたらいいのに、いっそ結衣なんか居なければいいのに――と。
大塚を想えば、切なくなるばかりだ。



