切ない純愛崩れ


恥ずかしそうに結衣が下を向くから、可愛いと評判のチャームポイントである頬が髪に隠れた。


「可愛い下着あるー? あはは」と、茶化す愛美に乗っかり、

何も面白くないのに、「ウケる、サンタカラーですね?」と、私は言った。


耳まで真っ赤にする子。
勿体振らずに出し惜しみせずに、早くすればいいのにと思った。

そうしたら大塚も潔く諦めが付くだろうから。

結衣が真っさらなことは入学当初から皆知っていることで、

近藤君が初めての人だということは、皆が分かっていること。


好きな子の彼氏は大塚の敵。

私は大好きな人に最悪な嘘をついてしまっている。
今更、取り払えない嘘を。