切ない純愛崩れ


今日は珍しく一年の時に仲良しだった愛美――

(今もばりばり仲良しで変わらず遊ぶけど、クラスメートに義理立てしなきゃで学校内ではあんまり会わなくなった)と、

三人で人気がない運動場の国旗掲揚台の上でお弁当を広げていた。


女子高生は面倒臭いけれど、わざと女子高生ぶると楽しいから、私は満喫するようにしている。

だって、大人ぶって皆と線を引いていたら、

きっと本当の大人になった時に後悔するかもしれないからだ。

高校生の浅はかさは逆に深くて青春の象徴だと思う。素晴らしい一時だと思う。


今らしく生きることも、一周すれば切なさに溢れる不思議。