「里緒菜、大塚くん、おはよー」

大好きで大嫌いな親友は今日も美少女お姫様。
彼女を前に顔を赤くする好きな人という日常。

手放せない恋は未来を拘束し、将来にもしもの空想ができる今の切ない想いは記憶で純愛になる呪縛。



イケメン彼氏持ちの可愛い結衣、しつこく純粋に結衣へ片思いをする大塚、

大塚の失恋を応援してあげる健気でお茶目な私にとって二人は本当に大切な存在だから傷付ける奴は許さない。


「もおー朝から彼氏とラブラブうざいんですけど、ねえ? 大塚くん」

近藤君の話題を出せば結衣が喜び、それに比例し大塚は切なさに笑うから私は安心する。