切ない純愛崩れ

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クリスマスモードのカレンダーを見慣れた頃、雪のような白さをした眩しい雲が昨日へと流れていく。

「宿題見せて!」とか「昨日テレビ見た?」とか「ヤバイ辞書忘れたし!」なんて騒がしければ、

朝の会が始まる前だという説明は不要かもしれない。


そんな高校生、人を怒らせ人に嫌われる素質があるのは誰?


波打った髪の毛を螺旋階段を上るよう指に巻き付け離してみたなら、毛先が弾けて宙を舞い、

二年間愛用しているシャンプーの香りが飛び出す。

二、三回退屈凌ぎに手悪さをし、うんざりしたから勢いよく深呼吸を行った。