切ない純愛崩れ



「実際さ、近藤くんどうすんのかな? なんか……多分さー、しなさそうじゃん? 多分結衣が無理だよ。結局。結衣が伸ばしそ、結衣そういうとこあるじゃん?」


どこから立場なのかは定まっていないお喋りに浅いと引かないでほしい。

きっと私らしい友情が詰まっているはずだ。



“どうしよう”

あの日、国旗掲揚台で悩んでいた結衣の様子から、親友歴一年半の私は一つの持論を導き出していた。

田上結衣は世間一般の天然ちゃんではないから、多分期待に応えようとするはずで、

でも実際本格的な瞳を彼氏に向けられたら、許容量をオーバーし土壇場で泣いちゃうタイプのなんていうのか、

肌に直接触られた瞬間に待ってと拒否するお約束な感じ。

親友の結衣はそういう子だと親友だから私は知っている。
根拠は親友という高貴な関係性とか女子高生らしくて素敵でしょう?