ゆっくりと後ろへ進む景色はクリスマスを待ち望んでいる店舗ばかりが並び、
キラキラな世界はあの子にぴったりで、むしろ町を上げて応援しているみたいだ。
冗談が上手いし空気を読める実力があるし、オシャレで可愛い自慢の女友達、人として大好きな結衣。
挨拶みたいなキスをするのに三ヶ月以上かけて、手を繋いだり軽く抱きしめたりするのもいまだ恥じらって、
愛しい男の子の後ろ姿を見つめることでさえ緊張しているのが伝わるくらいお子様な女の子。
お節介? 過保護?
正直、まだ早いのではないかと、あの子はいざという時に泣くのではないかと優しい里緒菜チャンは――、ううん、悪ふざけはよそう。
とにかく私は何かが引っ掛かり不安だった為、結衣が自分なんかより最も信頼している愛美に思いを伝えることにした。
仲良し組にも分担ってもんがあり、彼女の恋愛においては自分より愛美の方が適役だから仕方ない。



