「あー、微笑ましいよ羨ましい、あーゆー感じ。同い年なのに美しいって、あはは」
親友の人生でまあまあ大規模な出来事が数週間後に起こる割に、
愛美ときたら悪ふざけなノリだから、少し苛立ってしまったし、
もっと親身になってあげたら良いのにと不服だった。
なんせ自転車のベルを鳴らし茶化すも茶化す、笑いさえするのだから。
そりゃあ相手を和ませるユニークさは愛美の長所だが、親友の一大事くらいは真面目モードもアリだと思う。
…………微妙、
いつも周りを配慮する愛美だから、今は砕けたムードを演出してくれていて――こういうお姉さんぶる愛美の態度が私は苦手だったりするも、結衣は彼女のそういうところが好き。
ね? 女の子って複雑なんだけど、それは青春ぽくて良くない?
わざとらしい友情っぽいしがらみがある感覚は、大人になると笑えるくらい綺麗になるんだとか。



