切ない純愛崩れ





決まった時間から輝き出すイルミネーションは近年青が主流で、まだクリスマスを作業中らしい十一月。

女子高生らしく放課後に買い物をして晩御飯を済ませた愛美と私は、

若者向けファッションビルが建ち並ぶ街の中心地を自転車で進んでいた。


頬を過ぎる風が冷た過ぎて、もはや感覚が失われつつある。


「里緒菜ってクリスマス何してる?」

比較的短い髪を靡かせる愛美に予定を聞かれた為、暇で仕方がない私はアルバイトだと嘘を言う。

本当は大塚に誘われても二つ返事で頷けるよう二十三日から二十五日まで空けている乙女らしい背景があるのだけれど秘密だから、

再度、遊ぼうと誘われたのだが、「ごめん、シフト決まってて……、まあ時給良いし。シフト、人数足りてないし」と流していた。