馬鹿さ加減に泣きたかったけれど、私は切なさを含んだ涙を人に見せることが許せない質だから虚勢を張る。 それは間違った鎧なのに―― 「結衣って男友達イケメンばっかだよねー、彼氏居るのに結衣ってなんかモテるよねー、皆狙ってるよ男子」 とってもとっても可愛くないことを口にしていた。 知っている? 人間、そう簡単に性格を変えられないみたい。 悪い魔女はお姫様を真似ても所詮無理な話みたい。 だって私は私だから大塚を好きなままで、私は私だから結局嫌な女なのだ。