切ない純愛崩れ


マイナスオーラを漂わせ、ぼんやり周りを見渡せば小崎里緒菜を嫌いになるばかりだった。

やっと分かった、結衣を嫌いと思った数は自分を嫌いになるべきだったのだと。

ああ、どうやら取り返しのつかない馬鹿な勘違いをしていたみたいだ。


「てか小崎さんなんでピヨちゃんこいつにやるの、俺ってば小崎さんにとったのに。あはは」

昨日の放課後UFOキャッチャーでとってくれたストラップを指差し、

近藤君が朗らかに笑ってくれたから、雰囲気が華やかになったように思う。


幸せそうな人は駄目、眩しくてますます自分を嫌いになるばかりだ。


だってこの一年半、大塚が好きで諦められなくて片思いをしていて、

彼が私を好きになってくれないからと、切ない分だけ結衣に八つ当たりをしていた。