切ない純愛崩れ




切ないと言わない代わりに、ストラップを一番前の席に向かって投げたなら、

丸カンが光って太陽の下、流れ星を私は見た。


煌めき輝く願い星は、いつもあの子の笑顔の隣で揺れていることを知っているのは誰?



空を跳べない小鳥は自慢のあの子の背に落ちた。


「小崎ー、授業妨害するな」

チョークを止めた先生の冗談めかした注意と、

「危ないじゃんかー」
「動物虐待だろー?」

男子と女子、生徒たちからゆるい野次をもらえたら毎日が学生らしくて素晴らしい青春じゃないか。


恋愛、勉強、友情、欲張りに三つも必要?

完璧なんかない。
大好きな女友達と十年後二十年後に笑いながらお喋りできるなら、

私の“今”は最高に女子高生じゃないか。


いつかの未来、結婚して子供が居て?
愛美と結衣と相変わらず仲良くしていて。

『私ってば大塚に青春捧げたんですけどー! 中学から彼氏作ってないとかありえん、純愛くない?』――なんて笑いながら話せたら、きっとこの片思いは生きる。