――あら不思議。
どこからともなく大塚が現れ、『里緒菜が好きだ』と叫び、
新しい恋人を殴るなりしてとりあえず私をさらう。(土砂降りの雨なら尚良い)
居場所が分かる謎やタイミングの良さや不法侵入ではという疑いなど、
不可解な点は関係ない。
これは愛のパワーなのだ。
そして、大塚にお前しかいない的な涙必須の熱い告白をされ、私は感動して泣いてしまう。
結衣を見つめる時よりも愛に満ちた瞳を私に向けるのだ、それは夢よりも幸せで私は泣きじゃくってしまう。
すると、何を勘違いしたのか彼は私が恋人を愛しているのだと考え、去ってしまって――



