通る道は変わらないのに、比べる必要がないくらい視界が綺麗に輝く不思議。
店内のBGMは相変わらず聞こえづらい音量で緩やかにフロアを踊る。
親友の彼氏と仲良くし過ぎるのはいかがなものかといった持論があるし、
周りの心理を気にする方だし、そうなると恋心はなかろうが近藤君の隣に居る状況に後ろめたさを感じた。
考えなくもない。毎日が幸せなあの子を陥れるなら、目の前に居る平和ボケ男を利用した先にあることを。
けれど、いくら意地悪な私でもプライドがある為、もう一度「プレゼント無事予約できたんだし。帰ろ」と、口にした。
けれど――



