ペアリングはきちんとコーナー組されてあった。
奥にはマリッジリングやエンゲージリングも。
彼氏と彼女、小さな輪。
未来を誓う大切な証拠。
「かわいー、かわいー!」
乙女だからテンションが上がってしまったけれど、「普通に可愛い!」と、近藤君も女子高生ばりに興奮していたようだから、ちょうど良かった。
、可愛い
かわいーきれい……
アクセサリーは可愛くて、見ているだけで幸せになれる魔法をかける。
ここのブランドはどれも凄く細いから刻印ができないのではないかと疑問に思うも、
手の平側にくる部分の幅が太いので、そちらに細工ができるようだ。ニクイ演出ってやつ。
こんな素敵なお店ではなく、やっぱりネームバリューに頼るなり、明らかに高いと分かるブランド品にすればいいと苛々した。
ううん、近藤君という人の偉大さを目の当たりにし、そんな素晴らしい彼に愛される結衣をひがむと、乙女らしく切なくなったのだ。



