少し目尻が持ち上がった丸い瞳が静かに私を見据えた。
真っ直ぐな色は子供のように清潔過ぎて萎縮してしまう。
「あはは、小崎さん言わないだろ? 普通に。ばらすとかめっちゃビッチじゃん、あはは」
お腹の中に響く声をして、近藤君がはっきりと音を作った。
だから私はプリクラを撮る時ばりに可愛く笑い、もちろんと言った。言うしかなかった。
、うざ
うっざ……
私のことなんか知らない癖に、好きな子の親友というポジションだからと信用してくるピュアさが嫌い。
大塚に片思いをされる結衣に嫉妬したことがない訳ではないというのに。
とにかく切り札を隠している小崎里緒菜を信用してくる感じが欝陶しかったし、自分の汚さが切なかった。



