もしも近藤君が大塚で結衣が私なら……どれだけ幸せか分かる?
渇望ばかりしてさもしい人間だから、心が荒むばかりする。
自分を嫌になるばかりで自信がなくなるばかりで、終わりなき切なさは罪だ。
「良いの? 結衣に指輪んこと言うかもよ? サプライズ失敗するかもよ?」
近藤君とクリスマスプレゼントを一緒に選んで、何円したかなんてばらしたらどうなる?
切なさに狂ってしまい、半分の本音を告げていた。
――ほら、こんな風に毎日が充実している人には意地悪をしたくなってしまうのが私。
たまに人の幸せを壊したくなってしまう、呪いたくなる。
そして不幸になる破滅の行動を自分がとれること、世界で一番簡単な方法を私は知っている。
横目に映るのはあの子が愛して止まない男の子。



