二人並んで歩けば、すれ違い様に通りすがりの女子高生たちが近藤君へと視線を注ぐ事実を私は体感することができた。
“彼女”への羨望――周りを魅了する彼にいつもあの子は愛されている。
ああ、それでも指輪が欲しくて堪らない。
考えてみて、突然服が消えて裸になったならアクセサリーと服どちらが必要か。
衣服に決まっている。
アクセサリーなんて二の次。
ならば人はなぜ飾りを付けるのか?
私だって愛の形を身につけてみたい。
何円だって構わなくて気持ちに意味があって、大塚の感情を形として見てみたい。
好かれる女の子は狡い。
相手が居ない人間に夢ばかり抱かせ消沈ばかりさせ、最終的には切なくさせる。



