鈴原は、いつも笑ってて元気な奴だ。


「じゃあそろそろ…。私行かなきゃいけないからっ」

「あー、じゃあまた学校で」

「うんっ!!ばいばーい」


鈴原は笑顔でその場を去った。


あ、飲み物、飲み物…。

用事を思いだして自動販売機へとまた足を進める。


なんで鈴原がこんなとこいんだろ…。
どっか怪我でもしたのかな?
いや…でもそんな外傷見えなかったしなー…。


―ガゴン―…

そんな事を考えながら、俺はオレンジジュースを買った。