―美冬side―…
みんなで学校に集合して、星夏を驚かせた。
作戦は大成功!
星夏もいっぱい笑ってて嬉しかった。
だけど、その分何だか寂しくなった。
だってこんなことやってると……星夏が死んじゃう予定みたいだったから。
でも、椎名が出した提案。
星夏のために出した提案…。
間違ってるはずがない。
「椎名も卑怯だよねぇ」
星夏が楽しく他の子達と話してるのを見ながら、椎名と話していた。
「俺が卑怯?」
「そう。」
「ははっ!なんで?」
「こんな手使ってるんだもん」
「あははっ、たしかに。うん、卑怯かもな」
椎名は遠い目をしながらそう言った。
椎名の視線の先を見る。
「皆元気だねっ!」
「星夏も元気で良かった!」
その先は笑ってる星夏。
「…………」
…羨ましいな。

