「わざわざ送ってまでくれてありがとう」 「いーえどういたしまして。じゃあな」 「うん、気をつけて帰ってね!ばいばい」 その日は鈴原を家の前まで送って俺たちは別れた。 俺と鈴原は今どんな距離なんだろう? 友達?知り合い? いや…知り合いはないか。 でも、「友達だね」なんて言われてないしな… うーんと悩みながら、俺も家へと着いた。