ズシャァァァア!! 泥特有の音だね、これは。 真白の足元まで転がった田村は、顔についた泥を拭いながら悔しそうに俺を睨んだ。 真白は、現状に驚きを隠せていない。 「おっ‥覚えてろよ!」 ぬかるみに足を取られながらも、田村は逃げ去った。 俺はいつの間にか放り投げていた鞄を拾い、その後我に還った。