取りに行ってくる。 と言い、俺は部室から出る。 本当に今日は忘れ物が多い。 二度も鞄を忘れるなんて。 「俺の馬鹿ー」 小走りで教室に向かう。 教室の鍵は幸にも開いていて、俺はすぐに部室に向かった。 下駄箱を出ると雨雲がかかって来ていたけれど、部室までは建物の屋根で濡れずに済みそうだ。 せっかく話したいって言ってくれたのに悪いもんな。 早く真白のとこに戻らないと。