日常がキケン!


「嫌みなヤツだよな。先生のお気に入りだしよ」
と真斗。
大地も頷く。
「でも‥ピアノひいてるのは親の期待かららしい‥‥‥」
ボソッと博士が言った。


「ピアノ?」
「うん。吹奏楽の部長でもある‥。ピアノすごく上手いよ」

へぇぇえ‥‥‥意外だ。
まぁピアノひいてても似合う雰囲気だな。




「そうなんだー‥」

「ま、そんな嫌みなヤツの事ほっといて♪」
「わっ」
後ろから大地が抱き着いてきた。

「ちょっ、何すんだよ‥」
「んーびゅんはちっこくてカワエエなぁー」

カワエエって‥‥
大地はオレをからかってるんだろうか。