【完】愛しい君は



「優太‥好き、だよ‥ッ」


好きでも、大好きでも

そんな言葉じゃ足りなくて。


「好きなの‥ッ

優太が、好きぃ‥ッ!?」


視界いっぱいに広がるシャツ。

ふんわりと香る大好きな香り。

腰に回される力強い腕。

大好きな、優太の温もり。


「優太‥?」


なんで何も言ってくれないの?

あたしもこの腕を

優太に回していいの‥‥?