「美咲!!
やめて…?
叶夢を殺さないで」

「お母さん…?」

一体どうなってんの?
なにが真実で
なにが嘘なの?


「相子…
なんで此処に?
あんた、留置場に居たんじゃないの?」


「満期よ…
もう、
ずっと入ってたから
出してもらったの…
相子と話しがしたいと思って家に行ったら
たまたま、みかけてね…
叶夢の写真が落ちていたから
なんかあると思って
タクシーでついていってたの」

そして、お母さんの視線がこっちに向けられた


「叶夢…
真実を話すから聞いてくれる?」

「なにを言ってるの?
真実など…
あんたが殺したことには変わりないじゃないの」