そう言って引き寄せられたかと思うと、私の唇と総くんの唇はピッタリと重なっていた。
最初は驚いたけど、私も総くんの体に手を回した。

「んっ!」

始まりと同じように離された唇に少し寂しく感じた。

「じゃあ俺行くな?」
「うん・・・」
「また明日!」
「うん・・・」