俺自身、無意識に放課後屋上に行くとき、柳瀬がいるかどうか考える。
だから今日、放課後屋上に行ったとき、柳瀬がいて本当にビックリした。

俺はこの気持ちを悟られないように、話しかけた。
自分でもビックリするぐらいの冷たい声が出た。

柳瀬は友達のことで悩んでるみたいだった。
声をかけても、何も話さなかったから、俺は職員室に戻ろうとした。
すると後ろから腕を引っ張られこけそうになった。

振り向くと、柳瀬は恥ずかしそうにしながら話し始めた。
俺がアドバイスをしてやると、嬉しそうにしていた。
その友達からもールも来てとても喜んでいた。