久しぶりに会う先生の顔をよく見るとやはりちょっとだけ老けていた。それもそのはず、私達はまるまる4年会っていないのだから。
私だって当たり前のように変わっていた。だから先生がわからなかったのも無理はない。
「ところでどうした?こんな雪の中。ずいぶん濡れてるみたいだけど」
「えへ、先生に会いたくてずっと待ってたんだ」
そう言って笑うと軽く頭を叩かれた。
「ばか、風邪引いたらどうするんだ?」
「大丈夫だよ。私ばかだから風邪引かないもん」
先生はちょっと呆れたようにため息をついて私の頭にのっかってる雪を優しく払いのけてくれた。
「とりあえず、俺ん家来るか?」
「うん!」
私は先生の後について歩いていった。
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