それは暗闇の中で輪郭が辛うじて見える22口径の銃だった。 「どうしたんだよ、それ。」 ベンニは生き生きとした声で言った。 「机の中にあったんだ。母さんの机の中に。」 そう言うと、ウ゛ォルフィはもう一発撃った。