ベンニは父の死以来、ウチにこもるようになった。 学校でも話さない。誰とも。机につっぷして、周囲をはねのける。 かつての友達がベンニに話しかても、いつも苛立った声で あっちへ行けよ。 とベンニは言うのだった。