私と瑞希は無言だった。


スプーンとお皿が音を奏でて、静かさをより一層際立てていた。



私はその空気に耐えられなかった……。

本当は誰かに聞いてほしかったのかもしれない。

それなのにアタシは、何から話せば良いのか全くわからずに居た。


すると、沈黙を破るかのように瑞希がこう言った。



『ねぇ栞ちゃん…?実は瑞希……』



彼女は今にも溢れそうな涙を必死に堪えながら、話してくれた。



―――…それは

その時の私にはとても衝撃的だった。