「…………ッ?!」

太ももに違和感を覚え、
ビクンとはねるあたしの身体。
起き上がるとしらない男の人がいた。

――…?
なに…これは夢?

「おはよ♪」

ニッと笑う目の前の男の人。

「へっ…誰……」

震える声を必死に
安定させようとするが
震えはとまることをしらない。

「あ―…
沙希から聞いてない?」

サキ…………?