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その時、巡の鼻がピクリと動く。そして、パソコン画面を見つめる逸識を見上げた。


「おい、マネキン野郎。迎えが来たッスよ」

「マジか!早いな」


その言葉と同時に開いた扉から、鮎川と八重が入ってくる。

二人とも眉間に皺を寄せており、逸識の姿を確認すると溜息混じりに言った。


「またここに居たのね。ったく、会議をするから4時半には集まってって言ったでしょ」

「会長が居ないと始まらないんですが」


逸識は特に申し訳なさそうな態度を取るわけでもなく、一昔前のドジっ子のように舌をペロリと出した。


「あり?そーだっけか?」

「はいはいとぼけなくて良いから。邪魔したわね」


鮎川はaucメンバーにもご丁寧に軽く挨拶をしていく。

思わず五月女は会釈してしまったが、明衣は気に入らなそうに腕を組み、目を細めて鮎川を見返した。


「ほんっと、ちゃんと見張っててよソイツ。毎度毎度邪魔されたらたまったもんじゃないわ」

「どうせ暇じゃないですか」


八重がボソッと言うと、逸識は大声で笑い、「それ禁句」と涙目のまま絞り出す。


「良いから早く出てけや!」


明衣は怒鳴ると、やや乱暴に三人を廊下に追いやった。