a☆u★c-G2-!




そのまま4人は喫茶店で親睦を深め、すっかり仲良くなってしまった。巡は本郷と連絡先の交換をしてどこか嬉しそうだ。

巡は五月女と本郷の後姿を見て、何だかんだお似合いかもしれないなと、散々五月女を貶していたことをこっそり反省した。

買い物も済ませたし、これ以上先輩方のデートを邪魔してしまうのは忍びない。巡は日野に声をかけ、その場を離れようとした。

その時だった。


「やだ! あれがないといや!」

「そんなこと言ったって、こんな広い所で見つけられるわけないでしょ!」

「やだ、さがす!!」


4人の行く先に、言い争う母子の姿があった。顔を紅潮させ、今にも泣きだしそうな少女は、どこにそんな力があるのか、母親の手を掴んで引きずっている。

根っからのお人好しが集うaucの面々は、迷わずその2人に駆け寄った。


「どうしたんですか?」


本郷が尋ねると、母親が困り顔で言った。


「この子、お気に入りの髪留めを失くしたみたいで…探すって言って聞かないんですよ」

「ヘアピンか…。こんな広いショッピングモールじゃ、どこにあるかなんて見当もつかないね」


母親の言葉に五月女も眉尻を下げる。しかし、そこで立ち上がるのが本郷だった。


「何言ってるのよ。探しましょう!」