aucメンバーとアリスは再び生徒会室に戻ってきた。
何だかノックをするのが躊躇われ、アリスはドアに手を当てたまま動きを止めてしまう。
そんな彼女を、明衣は怪訝そうに見つめる。
「アリス……?」
「………やっぱりダメ…」
「え?」
アリスはドアの前で座り込んだ。
「紗佳はダンスソロもあるし、三日でどうこうできるパートじゃないの。こうしてる間にも練習時間は無くなってるから、実質練習できるのはあと二日。無理よ…」
「で、でも、学祭は何とかなってたじゃん」
明衣が口を挟むが、アリスは首を横に振った。
「それとこれは全く違うわ。大会は点数が付くの。勝ち負けがあるのよ。一番大きな大会だから、全国に行ければ、物凄い快挙なの」
「だからってそこに這いつくばってるつもりなの」
後ろから冷たい声が降ってきた。



