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うーん…と悩む面々に、楡はそれとなく告げる。


「……卒アル見てみたら?もしかしたら今年卒業した人かも知れない」

「それだ!」


小谷野が人差し指を立てた。

じゃんけんに負けた五月女が職員室に出向き、卒業アルバムを持ってきた。


「クラスも多いからね…とりあえず見ていこう」


アルバムをめくりながら、小谷野と峰原は最早癖なのか美少女探しをしている。彼らにかかればクラスを聞いただけで何人の美少女がいるかわかってしまうらしい。

本郷の写真を見つけ、明衣は吹き出した。


「あー、蘭先輩!」

「ちょ、ちょっと!」

「いつ見ても可愛いなぁ…」


照れて慌てる五月女の隣で、小谷野がうっとりとため息をつく。目的を忘れかけている彼らに、日野の冷静な指摘が入った。


「ほら、お目当ての人は居たんですか」

「あ…今のところは居ないね」


峰原が思い出したように答えた。