…あれ?



私の目の前に一人の


男の子が歩いていた



…あの子も遅刻か






「あの~門しまってますよ」






「ん?そう…」






その子は閉まってた門へ


歩き出した




え?どうやっていくんだ?




「あの~私も着いてっていいですか?」




「…いいよ」




私はその人の後ろに



着いていった。






…よく見るとピアスつけてる





ヤンキーかな…




けどかっこいいなぁ




そんなことを思ってると





「俺いくから」





「へ?」





その人はひょいっと



門の隣のフェンスに登った。






「来いよ」





私は頑張って登ろうと




必死に足をあげた



…けど




「んー…無理…」





駄目だった…


てゆーかめっちゃ笑われてる



はぁやっぱ向こう側にいくしか…





「んっ」




「え?」




「手、貸したるから登り」





「あッありがとうございます」






私はその人に手を貸してもらい



登れた…




なんでかドキドキしてた





「ありがとうございました」





「んん、じゃ」




その人は少しだけ



笑顔見せた




ドキッ…



まただ…




もしかして私…