「…だから、この間!デパート…雅ちゃんと一緒に行ってたでしょ。…見ちゃったんだ、あの日。なのに…健ちゃん、隠すから…。」 健ちゃんはハッとした顔になって、しまった!というような顔になった。 やっぱり…見られたくなかったんだ…。 何も…ある訳ないって、信じたいけど…健ちゃんの反応が怖い。 「…まさか、見られていたとはな…。黙っていた事はすまない…驚かせたかったんだ。」 驚かすって…何を…? まさか…私と別れて雅ちゃんと付き合う事にしたとか…? 嫌だよ…! …一人、悶々としていたら。