…見事に女性ばかりではないか。 俺はかなり…浮いているな。 参ったな…。 ――ドンッ!! 人混みが激しく女性とぶつかってしまった。 「すみません…!…あ…。」 「岡田…?何してるの、こんな所で?」 良いのか悪いのか…ぶつかってしまった相手は、高林雅(たかばやしみやび)だった。 だが、この際だ…。 「実は結衣さんに贈りたいのだが…何がいいだろうか?」 「彼女に逆チョコするの?岡田が?」 驚いた顔して、次の瞬間吹き出して笑われた。